座卓屋本家の位置付け

座卓屋本家の位置付け
日本の伝統的床座生活様式に最も必要とされるローテーブル
21世紀に入ったとは言え、日本の生活様式である床座生活様式は頑なに維持されています。

私は団塊の世代を直近の先輩に持つものでありますが、振り返れば、幼少の頃から今までの生活様式に大きな差はなかったように感じられます。
私の世代は、幼き頃に白黒テレビを視聴し、小学生の時に、大阪万博やアポロ月面着陸を見聞きした世代です。中学生の時にラジカセを買ってもらって大喜びしていたのを回想すると、ラジカセの機能などが、手の平より小さい機械で、しかもカセットテープなしで利用できるようになった今、電気機器の発達に改めて驚嘆せざるを得ません。ジョン・レノンやエーちゃんがまだピカピカの頃だったのです。パソコン、インターネットという言葉がまだ存在しませんでした。
テレビのチャンネルや電話を利用する時、機器の側まで移動して「回して操作する」時代が去り、移動することなく座ったまま、「押して操作する」時代になりました。
流行、同居する世代、人々の価値感など様々なものが変わって来ましたが、日本人は今も床座生活様式をキープしています。家には靴を脱いで上がるものという生活様式は今なお健在と言えます。
この生活様式のために、今なお変わらない存在のものがあります。日本のちゃぶ台、コタツテーブル、座卓がそれです。クレヨンシンちゃん一家が、サザエさん一家に取って代わった現在でも、必ず、日本独特な性格を持つローテーブルがそこにはあります。
ローテーブルの上に置かれるものも変わりました。湯飲み茶碗や急須はめずらしくなり、携帯電話や、ラップトップコンピューターなど最新技術機器が置かれるようになったのです。しかし、ちゃぶ台、こたつテーブル、座卓、日本独特の性格を持つこれらのローテーブルは今も存在し続けています。
これらローテーブルのある場所は、他ならぬあなたの居場所です。靴を脱いで家に上がり、「ヨッコラショ」と腰を落ち着ける場所は、あなたのローテーブルの、いつもあなたが座る場所ではないでしょうか。
そんなに古い話ではありませんが、いくらかノスタルジックであります。
日本のこたつ、ローテーブル市場事情
そのような、いくらかセピア色かかった回想を、無彩色に変換してみます。
一般的に、販売台数でのこたつ市場はこのように考えられてきました。
| 樹脂製 | 150万台 |
| 木製 | 100万台 |
| 合計 | 250万台 |
残念ながら、統計的データがある訳ではないので、この数字は推測の域を脱していません。しかし、こたつ業界では一種の通説として言われて久しい数字です。
そして、この数字には、こたつとして売られていないローテーブル、座卓、ちゃぶ台、センターテーブルなどは含まれていません。そう思う時、こたつであるかどうかを問わず、ローテーブルとしての需要数は300万台とも、400万台とも予想されるのではないかと考えたくなります。
仮に大きく考えて、ローテーブルの年間需要が400万台とするなら、日本の約4千万世帯に対して、約10%となり、ローテーブルの普及率は高いことと合わせて、世帯数から見ると、大体10年に一回の買物になっているように観測されたりします。
座卓屋本家が悲しいのは、昨今、市場は価格訴求タイプ、低価格商品ばかりが主流となり、意固地までも継続している、ちょっとイイ天然木突板のローテーブルが、バイヤーに選択されなくなったことです。
量販・家具・家電・通販など、どこのバイヤーさんも曰くは、「安いヤツ!」というご時世ですので、古くから「天然木!」というものにこだわりを持ってきた者らには元気が出せない時代なのです。何しろ、大半の店舗で扱われているのは、シート貼りの価格訴求品で、ウチが一番安い!と商売してはるので、そもそも天然木であるがゆえの価格は、バイヤーさんには、魅力なし、となってしまっています。
無彩色と言いながら、残念ながら、座卓屋本家色だけは削除することはできないようです。
座卓屋本家の販売するこたつの位置付け
さて、世は価格訴求品だけが受け入れられる市場になった、とバイヤーさんらは主張されるのですが、ちょっとイイやつの出番は本当になくなったのでしょうか?
生業として、また、ひとりの木をこよなく愛するもののひとりとして、こたつや座卓をインテリアとしてこだわりたい一般のユーザー方を対象に、座卓屋本家は、ちょっとイイこたつ、座卓、ちゃぶ台などのローテーブルを、オーソドックスデザインで、どのシーンにも当てはまるものから、プロフィールにこだわったユニークなものまで、多種多様にご提案していきます。
市販品との大きな違いは…
- サイズ、色を指定できること
- こたつ仕様ではあるけれど、こたつヒーターはつけていないこと
- 天然木突板フラッシュ構造の天板であること
にあります。
価格設定を以下のようにゾーニングしました。
- 市販価格に限りなく近づけ、かつ、セミオーダーシステムで、お客さんの希望サイズ、色でこたつを製作します。価格がほぼ一緒だったら、自分でサイズや色を指定できた方がちょっとイイですよね。
- オーダーにするからと言って、フルオーダーほどの価格設定では値打ちが削げます。インターネット通販という新しい形態の販売方法を取ることで、コストを最低減にとどめ、インドネシアの工場直販である利点を遺憾なく発揮できるようにしました。
- 国内のフルオーダーのお店は、国産材、輸入材の無垢材を用いているところがあり、それはそれは垂涎の的といえる製品を作り出しています。とても素晴らしいと言えます。そして、とても高いです。人件費もインドネシアのそれに比べれば、20倍から30倍以上の差があり、無垢という性質からコストも相対的に高くなります。高いなりの理由が明確です。
- 座卓屋本家は、現在は、無垢材をローテーブルのフレーム、脚などに使うだけで、無垢の天板は作りません。なぜなら、残念ながらとても重いからです。こたつ仕様であることから、天板を取り外せる必要があり、特に大判の天板の場合、無垢を用いれば、それだけで数十キログラムになります。ぎっくり腰の原因を作りたくありません。
そのため、天然木突板を貼るフラッシュ構造天板用います。 - 木工技術としてのインドネシアと日本の差異というのは、現在はさほど大きくないと考えられます。木工とても手工業ではなく、今はかなり装置産業に近い形になっています。仮に差があるとすれば、年齢が60才以上の日本の木工技術者の方々の中に、伝説的な技術を持ち合わせている人が存在します。ヨーロッパの木工職人のように医者や弁護士先生ら同様、尊崇されて良い人々です。が、誠に惜しむらくは、そのほとんどの方々は、日本で退役されているか、おそらくアジアの、木工職人を必要とされる地域に移られていることが多いでしょう。
- 木工品の木地は人に安心感を与えます。日本においても、近代に至るまで、そのほとんどが木造建築であったこともあるのでしょうが、日本人は、木工品インテリアを非常に好む民族のひとつであります。
- 座卓屋本家は、こたつ仕様座卓・ちゃぶ台などローテーブルを、インテリア感覚でちょっとイイものにこだわる方々のための専門サイトです。







